2015年10月23日金曜日

#67 釣りだ!日本海だ!高潮だ!

2015.10.8
人生という旅の途中。どうもジャックランタンです。それは昨年キャンプインストラクター講習でお友達になった八つ橋さんからのLINEから始まった。

八つ橋:ジャックさん、釣りします?親父といくつもりで舟チャーターしたんですけど、急遽親父が参加できなくなったので良かったらどうですか?
俺:釣りは全くやったこと無いけど、面白そうやから行きたいです!場所は何処ですか。
八つ橋:丹後半島の網野です。
俺の心の声:(よく分からんけど日本海やな)
八つ橋:僕が車出すんで○○(京都市内某所)に5時集合にしましょう。

うお!出た。いきなりの先制パンチ!そういや魚釣りの朝は早いんやった。5時に京都市内集合ということは、こっちは3時起きの4時車で出発...ひー、こりゃ大変や。で、結局前日は市内の実家に帰って前泊しました。久しぶりの帰宅の理由を親父に話すと「そんな早起きして遊びに行くんか?」と全く理解してもらえなかった。父よ、そんなあなたの元で育ったから俺はいまこんなにアウトドア狂いになってしまったのだ。


でまあ、(八つ橋さんが)京都縦貫道を爆走してくれたおかげで、無事港に着いた訳ですが船長から無情の一言が。

船長:いま波が高いから舟はだせんわ〜。
八つ橋&俺:えっ!
船長:ほら沖に白波がたってるじゃろ。あれじゃ、舟は出せね。
俺の心の声:(うわー、釣りってマジでこんな展開があるのか。)
船長:暫く様子みて昼前に出れるかどうか、また連絡するよ。それとも割り切って青物狙いで夜釣りにするか?17時くらい出発で?
俺の心の声:(現在朝8時。コンビニすら無いこんな田舎で9時間も時間潰せとな?)
八つ橋:じゃあ取りあえず連絡待ってます。

早起きしたのに完全に肩すかしを食らった2人。
俺:とりあえずここ何も無いから、駅方面に向かいますか。
八つ橋:そうですね。そういや途中以前から気になっていた所があるので寄って良いですか。
俺:時間は腐る程あるので、暇つぶしに是非行きましょう。



で、立ち寄った先で写真をとる八つ橋さん。
そう僕たちは2人とも一眼レフを持って来ていたのだ。
ここから2人の本当の旅(撮影会)が始まる。

名も知らぬ駅前のカフェにて急遽作戦会議を開く。まあ、夜釣りはないよね。仮に夜10時まで釣ったとしたら、京都に帰るのが深夜になってしまう。というか早めに飲んだ酔い止めの副作用で眠たいっす。そのとき八つ橋さんの携帯に船長から電話が来る。...。しばしの沈黙。結論としては「今日は波が収まらないので舟は出せない」とのこと。ショック。どーすんだ、こんな田舎で時間だけ持て余して。

提案その1
俺:もう舟じゃなくて、そこらへんの防波堤でもいいですよ。というか、むしろ舟で沖に出ることの怖さをやっと理解しました。
八つ橋:道具が無いです。
俺:え?釣り竿もってきてるんでしょ?
八つ橋:防波堤釣りと船釣りでは道具が違うんです。
俺:へー。そうなんや。
と言う訳でボツです。

提案その2
俺:じゃあ、せっかく丹後まで来たから、北丹後鉄道乗ってみますか。2人ともカメラ持って来てたし撮影会ってのはどうです。
八つ橋:そーですね。タウンガイドによると久美浜駅まで行けば何か観光出来そうですよ。
俺:久美浜駅まで5〜6駅やから、丁度良い距離ですね。取りあえず行ってみましょう。
という訳で本日の方向性が出ました。北丹後鉄道で行く久美浜湾大人ぶらり旅です。

夕日ヶ木津温泉駅前のお洒落なカフェ


憧れの一両編成単線電車、北丹後鉄道。
取りあえず写真取ったけど撮り鉄さんに比べたらまだまだ迫力がでないな〜。


てな訳で乗車15分程で久美浜駅到着。

駅にあったCDラジカセ。しかもSANYO。
懐かしすぎて写真を撮る手が震えてしまったw

地元の豪商稲葉家跡地。
えーと久美浜最大の見所がこちらでした。
嘘か本当かあなたの目で確かめて来て下さい。

男2人海でたたずむ。というか行く宛がない。
水平線に微かに見えるのが次の目的地「小天橋」

八つ橋:本当に何も無い町ですね。
俺:伊根町と城崎温泉に挟まれて、久美浜全く埋もれてますね。
八つ橋:近くにカニで有名な間人(たいざ)もあるし、セールスポイントが無いですかね。
俺:でも、ここまで来たからには海鮮食べたいですね。
八つ橋:タウンガイドによると湾の向こうの小天橋に漁師メシ海鮮丼が食べられる所がありますよ。
俺:取りあえず行ってみますか。

で、結論から言おう。駅前に戻ってバスに乗ろうとしたけど目的地へのダイレクト便は無し。タウンガイドに書いてあった頼りの周遊バスは週末だけで本日はお休み。で結局レンタサイクルで片道5kmを漕いで向こう岸まで行くも、お目当ての食堂は臨時休業。しかたないので教えてもらった食堂へ行ったけど、そこも休業これにて町のお食事どころは全滅。うーん。久しぶりに田舎の洗礼を食らった。 非常食どころか、飲み水さえ持たず宛も無く自転車を漕ぐ恐怖感。山奥でなくても人は遭難出来るんやな(しみじみ)w


結局久美浜湾を自転車で一周し、変哲も無い道の駅で
海鮮とはほど遠い無いトンカツ定食を食べる。
しかも、観光地プライス。まあ、しゃーない。

兎にも角にも久美浜駅に戻って来た。もう未練は無いのでさっさともと来た駅まで帰りましょう。ほら、ちょうど電車もきたし...ん?なんだあのレア感漂う電車は?駅員さんに聞くと赤松は上り下り一日1本しか走らない限定車両で、距離に関係なく運賃プラス310円の乗車整理券を買えば乗れるとのこと。ここまで来たら乗るしか無いでしょ!ね、八つ橋さん?って流石カメラ好き、パシャパシャ写真撮ってる。よーし、こっちも急がないと出発まで時間が無い!

乗ったら乗ったで、夕日ヶ木津温泉駅前まで時間がないので車内を撮りまくる。
もぎりのお姉さんは僕たちのことを撮り鉄やと思ったそうな。
そりゃ大の大人が平日から一眼レフ首から下げて、
走りまくって写真撮る姿はどう見ても撮り鉄でしょうなw


いやはや、当初の目的も海鮮丼食うという目的も果たせてないけど、久美浜湾一周サイクリングのおかげで最終的に妙に充実感のあった一日でした。八つ橋さんとの親睦が深まったのが何よりの思い出ですな。取りあえず久美浜へ行く方は事前確認マル必ですよ。それと非常食とお水も忘れずにw


 俺の愛機 Pentax K-S2

2015年10月10日土曜日

#66 T君再び山へ行く

2015.9.29
まいどご無沙汰してます。この度「更新が遅い!こっちは楽しみに待っているんだ!」と読者様からお叱りの声を頂いたジャックランタンです。いや、そんなに楽しみに待って下さっている人がいるとは感謝感激。折角の10月の三連休初日やけどブログ更新に精を出したいと思います。

さて、賢明な読者の皆さんは昨年の6月に登場したT君を覚えているでしょうか。僕が山の魅力を解き続けた結果、山に興味を持ち始めて靴まで買った男です。が、去年1、2回一緒に山に行って後は放置プレイを決め込んでました(子供が生まれたからね!)。とまあ、秋めいて気候も良くなってきた9月中頃。T君から「山に行こうや」とお誘いが来ました。そだね。涼しくなってきたし、たまには山に行きたいし、何より靴まで買わせて放置プレイは心が痛むし、そんなこんなで大好きな比良山に行ってきました。

ちなみに友人Tの山歴は高槻ポンポン山と六甲山有馬コースだけ。
俺:今回は俺の大好きなコース、琵琶湖に行こうと思う。
T:おー、いいね。
俺:ちなみに今回は今までのように途中脱落は出来ひんからな。エスケープルートはない。バスも朝の一本を逃せば昼以降まで来へんし。だから朝早いけど遅刻は絶対厳禁な。
T:了解!気合い入るな〜。

あら、えらい素直やんかいさ。まずはこの早起きを受け入れられるかどうかで今後山登り続けられるかどうか決まっちゃうからね。遠くの山になるほど早起きしないと行けなくなるし。集合時間遅らせようと提案されたら、今後彼と山に行くことはなかったやろう。おめでとう!T君。第一関門突破や!


とか大げさに言うたけど、調べたらバスの出発時刻そんなに早くなかったw 
JR湖西線堅田駅から平行き江若バスは8時50分出発。めちゃくちゃフツーや。
登山口でポーズを決めるT君。


権現山を登りきるとナイスビューが目に飛び込む。
どうや、これがお前に見せたかった景色や!
気候が良かったせいもあり、
平均コースタイムを1時間上回るハイペースで頂上へ到着。


まあ、時間も早いけど景色が良いのでお茶でもしようか。あたなの為に少し多めにおやつ買ってきたんだからw ・・・。しまった〜!ガスバーナー持ってきたけど肝心のコップを忘れた!仕方が無いのでお昼に食べるつもりだったカップみそ汁の容器で紅茶を作る。おれこっち側から飲むし、君はそっち側から飲んでw


紅葉はまだやったけど、ススキが揺れて秋を感じさせる。
暑すぎず寒すぎず。まさに登山日和。

澄み渡る空 

 琵琶湖バレイに到着。

あー、気持ちがいい。たまには芝生でゴロッと昼寝でもするか。良い歳したおっさん2人が芝生で横になってると、向こうの方でテレビの取材らしき一団がインタビューしてる。

T:あー、なんかインタビューしてる。こっち来よるぞ。
俺:まあ、ほっとけば良いんちゃう。
T:俺出たくないし、パス。任せた。
俺:俺らの方に来るなんてまだ分からんで。来たら断ったらええし、取りあえずゆっくりしとこうや。

(数分後)

レポーター女性:すいませ〜ん。今日は何してるんですか?
T君:(すーっとその場をフェードアウト)
俺:え、今日は山登りです。(心の声:あ、この娘かわいい!)
レポーター女性:どうしてここに来られらんですか。
俺:はあ、好きな場所なんで来ました。(心の声:あれ、こいつら既にカメラ回してるやん。)
レポーター女性:ここはよく来られるんですか?
俺:すいません、どこの局の方ですか?(心の声:まず名乗ってからカメラ回せや!いきなり撮りやがって!)

ここでディレクターらしき男性登場。ははーん、向こうで腕組みしてるのがプロデューサー様やな。

D:私達関西テレビの○○という番組の取材をしてまして、今回のテーマが秋のハイキングなんです。
俺:へー、そうなんですか。(心の声:まだ取材のお願いしよらんな、コイツら。もう撮られてるししゃあない。このまま続けたろか)
レポーター女性:いつもハイキングに持って行かれるアイテムって何かありますか。
俺:うーん、そうですね。エマージェンシーキットですかね。
レポーター女性:は?なんですかそれ?
俺:非常用品です。包帯とか消毒液、あと携帯の予備バッテリーとか。
レポーター女性:???。へー・・・。他に何かありますか。
俺:雨具ですかね。
レポーター女性:雨具ですか。さっきインタビューした人も同じことを言ってました。こんなところでも雨具いるんですかね。
俺:???山登りには必ず雨具は要りますよ。(心の声:何言ってやがんだコイツ?)
D : 今回の趣旨は山登りでなくて、ハイキングなんです。ハイキングでもやはり雨具要りますか。
俺:あー、そういうことですか。(心の声:なら要る訳ないやんエマージェンシーキットなんて!)
  まあ、ロープウェーでここまで来て、適当に遊んで帰るだけならなんだっていいんじゃないですか。
  僕たちは今日は山登りです。向こうから山二つ越えてきましたから!


どおりで話が通じひんかった訳や。まさかこんな訳の分からんやり取り放送せんよな。是非ともこんなインタビュー使わんで欲しいわ。

 

琵琶湖バレイではどこかの女子高校が運動会?球技会?をしていた。
イベント会社も入ってるようでかなり本格的。 


下山は無理せずロープウェーで。
まだ3時前やで。てな訳で、その後地元駅まで戻って
銭湯→立ち飲み屋→中華でビール&餃子
からの

 まさかの3軒目スナックにやってきました!この時点でまだ夜8時。まだまだ健全な時間帯。当然お店は貸し切り状態w そこそこ山登り趣味にしてるけど下山したその脚でスナックなんて初体験じゃい!いやー、遊んだ遊んだ。山登りに、銭湯に、はしご酒に最後はスナックとはw めちゃくちゃ濃い休日やったわ。また、これをキッカケにT君が山を好きになってくれたら幸いですな。



PS:後日友人からこんな写メが届きました。
どうやらインタビュー放送されたようです。
んがー!



そろそろフリースの出番です