2013年11月16日土曜日

#29 御在所岳

2013.10.6
昨年東京にいる後輩と鹿島槍ヶ岳に登ろうという話になって、関西チームと関東チームが合流して登山するという僕にとっては一大イベントがありました。その時に知り合った関東チームのMさん。もともとは関西の出身なのですが、諸事あって最近関西に戻ってきたとのことなので、ここはいっちょ一山登りますか!てな訳で後輩Oくん、飲み仲間のSくんを加えて三重県の御在所岳に行くことになりました。今回も我が家の銀ナマズ(愛車)が大活躍だぜ!


後輩Oくんは奈良住まいなので、現地で落ち合うことになっていたのですが、前日のの天気予報は微妙な感じ。雨やったら近くの日帰り温泉でゴロゴロかな~、と考えていた僕。一方のOくんは観光&松坂牛食い倒れを考えていたとか、いなかったとか雑談しながら待ち合わせ場所の駐車場を出発。まあ、天気は相変わらず微妙な感じですが、最悪ロープウェーもあるしね、大丈夫でしょ。
本日のコースは定番の中登山道(中道)です。このコースを行かれる場合は、橋の手前の湯の山パーキングセンターがお勧めです。ここより先は、路肩駐車か少し道をそれてのロープウェー乗り場前の駐車場になります。費用はおみやげ割引券付きで1日700円位でした。



道なりにアスファルト道を歩くと、山道が出てきます。
これ入っても、またすぐアスファルト道に出ます。
その後すぐにもう一度、山道が出てくる。そいつが登山道入り口です。


登山口を見つめるSくん。僕との本格的な登山は今回が始めて。
いつも飲み屋では「田舎では親父に連れられて山ばっかし登ってました」っていうてたけど、
ホントかな~。大丈夫かな~。駐車場から登山口まで30分くらい。



おおいきなり急登ですか。しかも結構長い距離。トマトとの自宅での会話が頭をよぎる。
トマト 「今回の山はどんな感じなん?」
俺   「そんなに高くない山やし、たいしたことないんちゃう。」
トマト 「しんどくなかったらいいけど。」
俺  「難所はキレットぐらいでしょ」
トマト 「やったら、私も行くわ」

やばい!いきなりしんどい!トマトの顔がちょっと曇ってる!こりゃ怒られるかもしれん!
ここはリーダーとして声掛け&スマイルだ。みんな~、マイペースやで~。



僕、今回完全に勉強不足やったんですけど御在所岳って標高はそんなにないんやけど、そこまで楽なコースではないんですね。岩肌がたくさんあって、岩山として有名だそうな。どうりでヘルメット着用の方がたくさんいらっしゃった訳です。雨が降っていたら本当に危ないところでした。手を使って登るところがたくさんあるので、グローブは必須です。後、三点支持はちゃんとふもとで覚えておいた方がいいね。曲がり間違ってスニーカーなんて絶対にダメ。



おばれ石手前でパシャリ☆



このコースは見どころがたくさんあるようで、その一つ。地蔵石。
絶妙なバランスで巨岩が巨岩を支えている。 



行きたい人は地蔵岩まで行けます。ただし命綱のない石をピョンピョン飛び越えて行かないとたどり着けませんが。勿論落ちたら命の保証は出来ません。何気に始めた登山やのに、どうして俺はこんなことを命がけでやっているのか。足元がすくむ恐怖。それに打ち勝つ勇気。まるで小学生の時に勇気を出してドブ川を飛び越えたときのようだ。そうか、わかった。登山はあの日の冒険ゴッコの続きなんや。



この日の最大の難所キレット。行かなくてもいい地蔵岩と違って
こいつは制覇しないことにはゴールにはたどり着けない。
小学校中学年くらいの子供が泣いてたけど、そりゃ怖いやろ。
おっさんの俺でも怖いわ。



高度感どっちの写真が出てるやろ?
見かけは怖いけど、足場はシッカリあるのでそこまでは難しくはなかった。
要所要所に鎖もあり。ヘッピリ腰。ザックの底を擦ってバランス崩すなどご注意を!



ハシゴまで出てきますか。いかん、トマトの顔から笑顔が消えた!
スマイルや!そして笑顔が消えても三点支持は忘れるな!



この日はやけにヘリコプターがうるさいなと思っていたら、
遠くの方でレスキューされている方がいらっしゃいました。
何度も思うが、山は危険と隣り合わせ。
やっぱり気を引き締めて入山しないといけない。



お腹がへったよ~。お昼を楽しみにラストスパート。



ようやく着いた山頂公園で念願のお昼ご飯。
ロープウェー乗り場の近くなので、トイレ&自販機は完備されてました。
ただ、売店はないのでご注意を。



お腹も満たされたところでレッツ、ピークハント!
ここからはスキー場内を歩きます。



なんとか山頂制覇。
途中行程に比べてまったく緊張感のない頂上。



ぬるい頂上でこっちの緊張感もすっかりなくなっちまった。
こうなったら思いっきり楽して帰ってやる!
てな訳で、まずはゲレンデリフト。後ろに見えるのはSくん。



帰りの車の運転もあるので無理はしません、ロープウェーにて下山。
上空から撮ったキレット。うへー、こうやって見たらどうやってあれ下ったんや。



下山後に立ち寄ったアクアイグニス片岡温泉。
日本好きの外国人が作ったようなモダンな温泉でした。
レストランも充実してて今度はゆっくり来たいな。



いやはや、車購入後の初めての遠征登山でしたが中々楽しかったです。今回時間切れで帰りはロープウェー使ったけど、今後は出発時間と帰りの運転まで含めた体力を配分をせんと駄目ですね。そういう意味では、今日みたいにロープウェーのある御在所岳なんかは心理的にとっても楽でした。また、紅葉がきれいな季節に戻って来たいです。

 

2013年11月10日日曜日

#28 夫婦キャンプ in 美山

2013.08.13
夫婦水入らずでキャンプに行ってきました。今年の夏は母が緊急入院でバタバタしてたのでろくに夏休みの計画が練れなかったので、昨年友人と行ったことのある京都の美山町自然文化村の河鹿荘にしました。ここ必要なものがコンパクトにまとまっていて、天然温泉の露天風呂がある。しかも、アクセスが良いので個人的に気に入っています。先週はトマトを家において、自分だけ友達とキャンプにいったのでせめてもの罪滅ぼし。さあ、何とか予約もとれた。あとは愛機「銀ナマズ」で出撃であります!


とはいえ、準備なしのキャンプ。料理は簡単に各種炭火焼とホイル焼き。
道中JAの直売所よったけど時間が遅くてあまり良い野菜はゲットできませんでした。



地味だけど美味しいニンニクのホイル焼き。
オリーブオイルじゃなくてごま油を使うところがミソですよ~。


ランタンを灯して、焚火でほっこり。
これがしたくてここに来たんだ。
トマトがもっとキャンプ好きになってくますように☆


 
一夜明けて。キャンプ場沿いの小川。
水かさが低くて本当にファミリー向けです。


かやぶきの里までキャンプ場から歩いて20分くらい。


まんが日本昔ばなしみたい。
里にはかやぶきで寝泊まりできる民宿もありました。


夏は短し 遊べよ 新米夫婦
夏が終わっていく。





2013年11月2日土曜日

#27 十津川村つり橋の里キャンプ場

2013.8.11
どうもジャックランタンです。この夏また一つ大人の階段を登りました。私この度車買いました↑。中古車だけどいまのところ人生で一番大きな買い物です。ホンダCrossroad。2007年の販売開始からわずか3年で製造中止に追い込まれた世間的には失敗作なのに、そのデザインでマニアックな人気を誇っている車です。当時からカッコいいな~と思っていましたが、今回縁あってオーナーになりました。我が家では「銀ナマズ」とコードネームをつけました。レンタルでみたガンダムユニコーンに見事に触発されておりますw。さて、いままで車無しアウトドアを推進してきたジャックランタン家ですが、今後はこいつでアウトドアライフをエンジョイするぜ!


で、早速キャンプへ行ってきました!毎年夏に大学時代の友人たちとキャンプに行くのが独身時代からの恒例行事になっておりまして、これが僕がキャンプに興味をもったキッカケでもあります。という訳で、今回嫁のトマトはお家でお留守番。車買っても良いって許可貰ったらすぐにこの仕打ち!ヒデー奴だぜ、俺w。

今回の場所は発起人のN君の一言で奈良県の十津川村になりました。なんでも川沿いに素敵なキャンプ場があるそうな。「大阪市内から片道3時間は少し遠いな」なんて思ってもまあしゃあない。みんなが行くんやったら、俺も行きまっせ。てな具合で家の近くの駅で後輩を拾っていざ出発。道中のスーパーでみんな合流。車を連ねて走ることもう1時間。目的地に近づいてきたけど、なかなかお目当てのキャンプ場が見当たらない。複数台の車の一行が右往左往する様は本当に滑稽で、人様の迷惑だ。

そんな時、休憩地スーパーでの会話が頭をよぎる。
俺  「今回のキャンプ場はどんなとこなん?」
N君  「川沿いでメッチャいいとこやぞ」
俺  「おー、楽しみやな。予約はどうなってんの?」
N君 「フリーサイトやし、予約はいらんねん」
俺  「へー、そうなんや」

現実にもどって、路肩で緊急会議
俺   「一回、キャンプサイトに電話してみたら」
一同 「(うんうん)」
N君  「電話つながらへん…。なんかこの夏から閉鎖したみたいやな…。」
一同  「は~?」
一同 「お前そもそも連絡してなかったんかい!」

なーんて、一悶着あって急きょ飛び込んだのがここ。同じ十津川沿いのつり橋の里キャンプ場でした。林間サイトと河原サイトがあったけど、俺たちの今日の装備じゃ河原サイトは正直無理。真夏の直射日光が強すぎてとてもじゃないけどキャンプどころじゃない。こうなれば林間サイトの日帰り客の後ろに陣取ってでも、日陰をGETしてやる!御一行様が帰った瞬間にそのままスライドで良いポジションをGETじゃい!


 
計画性の無さ、ハイエナのように場所を狙うプライドの無さ。どれも30超えたおっさんのキャンプとは思えませんが、どうじゃ~い!生ビールサーバーじゃ!これが大人の実力だぜ!真夏のキャンプ場でキンキンに冷えた生ビールを飲む。これ以上ない幸せ。後輩のO君が地元の酒屋さんでわざわざ手配してくれました。


 このキャンプでは、あるときから僕の料理の腕が認められてサンジ(まあつまり、料理長)のポジションを与えられてます。今回リーダーS君からのリクエストで「キャンプでフルコース料理が食べたい」とのことやったので、作ってやったぜ。まずは、前菜サーモンとアスパラのゼリーよせ。暑い夏に冷たいゼリーがのど越し爽やか。


二品目はトマトの冷製スープ。ペットボトルのトマトジュースにコンソメ溶かして、それを自宅で凍らせてもってきました。現地では器に小分けにして、薬味を乗せるだけ。


そして、3品目アクアパッツア。こいつは現地でつくったよ。ニンニクとオリーブオイルと白ワインで蒸し焼きにするだけ。フライパン一杯に作ると迫力がでるよね。


 今回は去年のクリスマスにトマトが買ってくれたユニフレーム ツインバーナーがデビュー。火力は十分、ガスはカセットガスといいことづくめ。デザインもカッコいいので気に入ってます。あってもなくてもいいツインバーナーやけど、あれば確実に料理の幅が広がるね。こいつがなければアクアパッツアは作ってませんでした。


そしてメインはダッチオーブンで作ったローストビーフのバルサミコソースかけに焼き万願寺とうがらし。早めに火から外したのに中まで火が通りすぎてしまった。精進します…。


そして夜は、寒くもないのに焚火。キャンプには焚火とウイスキーが良く似合う。この後、スピーカーで「妖怪人間ベム」のOPをかけたら、思いのほかN君が真剣に怒ってきたので少しビックリした。焚火に妖怪人間なかなかシュールで面白いと思ったんやけどな…。


でもって、次の日。朝はフレンチトースト作りました。
気分は本当にサンジ。「さあ、お前ら腹いっぱい食いな!」


ここまで来たら折角やし泳ごうぜ!おっさんでも水際ではしゃぐぞ。レンタルで大き目の浮き輪貸出してました。借りて正解。楽しさ倍増。基本的に川は浅瀬で子供も遊べるけど、途中大人でも足が付かないところがあるので、お子さん連れはお気を付け下さい。


我が家のアウトドア用カメラ で撮りました。水中対応です。
(*レトロっぽい雰囲気はカメラのフィルターではありません)


最後に全員で記念撮影。
来年も遊びましょう☆


水の中でも撮れるんです。