2013.10.6
昨年東京にいる後輩と鹿島槍ヶ岳に登ろうという話になって、関西チームと関東チームが合流して登山するという僕にとっては一大イベントがありました。その時に知り合った関東チームのMさん。もともとは関西の出身なのですが、諸事あって最近関西に戻ってきたとのことなので、ここはいっちょ一山登りますか!てな訳で後輩Oくん、飲み仲間のSくんを加えて三重県の御在所岳に行くことになりました。今回も我が家の銀ナマズ(愛車)が大活躍だぜ!
本日のコースは定番の中登山道(中道)です。このコースを行かれる場合は、橋の手前の湯の山パーキングセンターがお勧めです。ここより先は、路肩駐車か少し道をそれてのロープウェー乗り場前の駐車場になります。費用はおみやげ割引券付きで1日700円位でした。
道なりにアスファルト道を歩くと、山道が出てきます。
これ入っても、またすぐアスファルト道に出ます。
その後すぐにもう一度、山道が出てくる。そいつが登山道入り口です。
登山口を見つめるSくん。僕との本格的な登山は今回が始めて。
いつも飲み屋では「田舎では親父に連れられて山ばっかし登ってました」っていうてたけど、
ホントかな~。大丈夫かな~。駐車場から登山口まで30分くらい。
おおいきなり急登ですか。しかも結構長い距離。トマトとの自宅での会話が頭をよぎる。
トマト 「今回の山はどんな感じなん?」
俺 「そんなに高くない山やし、たいしたことないんちゃう。」
トマト 「しんどくなかったらいいけど。」
俺 「難所はキレットぐらいでしょ」
トマト 「やったら、私も行くわ」
やばい!いきなりしんどい!トマトの顔がちょっと曇ってる!こりゃ怒られるかもしれん!
ここはリーダーとして声掛け&スマイルだ。みんな~、マイペースやで~。
僕、今回完全に勉強不足やったんですけど御在所岳って標高はそんなにないんやけど、そこまで楽なコースではないんですね。岩肌がたくさんあって、岩山として有名だそうな。どうりでヘルメット着用の方がたくさんいらっしゃった訳です。雨が降っていたら本当に危ないところでした。手を使って登るところがたくさんあるので、グローブは必須です。後、三点支持はちゃんとふもとで覚えておいた方がいいね。曲がり間違ってスニーカーなんて絶対にダメ。
おばれ石手前でパシャリ☆
このコースは見どころがたくさんあるようで、その一つ。地蔵石。
絶妙なバランスで巨岩が巨岩を支えている。
行きたい人は地蔵岩まで行けます。ただし命綱のない石をピョンピョン飛び越えて行かないとたどり着けませんが。勿論落ちたら命の保証は出来ません。何気に始めた登山やのに、どうして俺はこんなことを命がけでやっているのか。足元がすくむ恐怖。それに打ち勝つ勇気。まるで小学生の時に勇気を出してドブ川を飛び越えたときのようだ。そうか、わかった。登山はあの日の冒険ゴッコの続きなんや。
この日の最大の難所キレット。行かなくてもいい地蔵岩と違って
こいつは制覇しないことにはゴールにはたどり着けない。
小学校中学年くらいの子供が泣いてたけど、そりゃ怖いやろ。
おっさんの俺でも怖いわ。
こいつは制覇しないことにはゴールにはたどり着けない。
小学校中学年くらいの子供が泣いてたけど、そりゃ怖いやろ。
おっさんの俺でも怖いわ。
高度感どっちの写真が出てるやろ?
見かけは怖いけど、足場はシッカリあるのでそこまでは難しくはなかった。
要所要所に鎖もあり。ヘッピリ腰。ザックの底を擦ってバランス崩すなどご注意を!
ハシゴまで出てきますか。いかん、トマトの顔から笑顔が消えた!
スマイルや!そして笑顔が消えても三点支持は忘れるな!
スマイルや!そして笑顔が消えても三点支持は忘れるな!
この日はやけにヘリコプターがうるさいなと思っていたら、
遠くの方でレスキューされている方がいらっしゃいました。
遠くの方でレスキューされている方がいらっしゃいました。
何度も思うが、山は危険と隣り合わせ。
やっぱり気を引き締めて入山しないといけない。
お腹がへったよ~。お昼を楽しみにラストスパート。
ようやく着いた山頂公園で念願のお昼ご飯。
ロープウェー乗り場の近くなので、トイレ&自販機は完備されてました。
ただ、売店はないのでご注意を。
ロープウェー乗り場の近くなので、トイレ&自販機は完備されてました。
ただ、売店はないのでご注意を。
お腹も満たされたところでレッツ、ピークハント!
ここからはスキー場内を歩きます。
ここからはスキー場内を歩きます。
なんとか山頂制覇。
途中行程に比べてまったく緊張感のない頂上。
途中行程に比べてまったく緊張感のない頂上。
ぬるい頂上でこっちの緊張感もすっかりなくなっちまった。
こうなったら思いっきり楽して帰ってやる!
こうなったら思いっきり楽して帰ってやる!
てな訳で、まずはゲレンデリフト。後ろに見えるのはSくん。
帰りの車の運転もあるので無理はしません、ロープウェーにて下山。
上空から撮ったキレット。うへー、こうやって見たらどうやってあれ下ったんや。
上空から撮ったキレット。うへー、こうやって見たらどうやってあれ下ったんや。
下山後に立ち寄ったアクアイグニス片岡温泉。
日本好きの外国人が作ったようなモダンな温泉でした。
レストランも充実してて今度はゆっくり来たいな。
レストランも充実してて今度はゆっくり来たいな。